町長日記2020年9月7日(JR東日本外房線茂原駅長来庁)

   今日は、JR東日本外房線茂原駅の前原駅長が、ごあいさつに来てくださいました。コロナ禍でのご利用状況や上総一ノ宮駅の東口などについてお話しいただきました。 

   お話の中で驚きまた恐れを感じたのは、コロナ以前に比して、JRの乗降客数が、7割程度で推移しており、今後も完全復旧は難しいのではないかと考えられる、とのことを教えて頂いたことです。もし、今後乗降客数が回復しないとすれば、収益性が下がるわけで、電車便数の減少につながるかもしれません。それはわたくしどもにとっては、たいへん苦しいことで、避けたいことです。しかし、コロナの影響であれば、わたくしたちにできることも限られています。このことが、中長期にわたって一宮町の行く末を左右しないことを祈るばかりです。

 また、上総一ノ宮駅の東口が開通しましたが、東口からの乗降客は、現在の段階では、全体の約3割であることも教えて頂きました。過去の調査によると、東側から踏切を渡って駅に入る方が5割弱おられたので、東口から乗る方の比率がもう少し高いかと思っていましたが、いまのところそこまでいっていないようです。

 これは、恐らく、西口から乗ると、3番線の電車は、改札口から高低差なく、ホームに出て直接列車に乗れるので、それが誘引となっているのではないかと思います。つまり、海側からおいでになって3番線を利用する方々の一定の部分が、今まで通り踏切を渡って西口から、上がったり下りたりしないで電車に乗り込むかたちを選んでおられるのだと思います。

 ただ、自動車での送迎が東側に移りつつあることも伺っています。一宮の原地区や海岸方面の方々からは、東口ができて本当に楽になった、とのお話しも頻繁に伺いますので、東口の利用率は、今後上がってゆくのではないかと思います。